皆さま、こんにちは。
プロジェクト事務補佐員の久志です。
先週行われた公開セミナーのご報告、その3です。
今日は理学部海洋自然科学科の土岐知弘先生の発表を紹介いたします。
「B-Li-Sr同位体比を用いた海底熱水循環の描画」というテーマで発表をされました。
※ B(ホウ素)、Li(リチウム)、Sr(ストロンチウム)
海底熱水系とは海底で約300度の温泉(熱水)が噴き出す場所で、その熱水には重金属が溶け込んでおり、噴き出した場所には海底熱水鉱床というものができています。その鉱床を作り出す熱水中のホウ素・リチウム・ストロンチウムのお話でした。
それらの物質は玄武岩よりも堆積物に多く含まれており、同位体比という指紋のようなもので、熱水がどちらと反応したのかがわかるのだそうです。
沖縄トラフ(沖縄から見て中国側の水深2,000mの海底)には10点ほどの海底熱水系がありますが、海底資源である熱水鉱床を探し出すために海底熱水のプロセスを調べて、鉱床成長モデルを構築したい、といった内容でした。
次回の公開セミナーは12月10日(木)にあります。
詳細については、後日お知らせいたします。
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