皆さま、こんにちは。
プロジェクト事務補佐員の久志です。
今日は先週行われた公開セミナーのご報告です。
12月10日(木)に公開セミナーが行われました。
当日は15名近くの聴講者にご参加いただけました。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
さて、今日は農学部地域農業工学科の安元純先生の発表を紹介いたします。
「琉球石灰岩帯水層における地下水の水質形成機構」というテーマで発表をされました。
琉球石灰岩帯水層は沖縄本島中南部に分布しており、大きな空洞・空隙が多く、そこに生活排水や家畜の廃棄物、地下ダムを利用した農地などから窒素等を含んだ水が溜まっており、一部では脱窒反応が起こっています。
脱窒反応には「従属栄養型脱窒反応」と「独立栄養型脱窒反応」があり、安定同位体トレーサー法を利用するとどちらの反応かが判別できるということで、糸満市米須エリアの調査結果を中心に発表されていました。
また、微生物の遺伝子を解析するPCR-DGGEやReal Time-PCRという手法を使って地下水中にどういう微生物層がいるのか、またその遺伝子量を計量し、安定同位体の結果と比べた調査結果を発表されました。
今後は、室内カラム試験等を通して遺伝子の定量と同位体比との関係を見ていきたい、とのことです。
次回は理学部藤田先生の発表を紹介いたします。
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